味わい
ピルスナースタイルの中でも、北ドイツ地方で発達したジャーマンスタイルピルスナー。
モルトのキレが良く、ホップの苦味がしっかりと効いた他とは一線を画す味わいが自慢です。
アルコール度数:5%
IBU:40
北ドイツの本場の味わいを忠実に再現したシャープなピルスナー
金しゃちビール青ラベルは、そのピルスナーの中でも北ドイツ地方で発達した、ホップの苦味が 強くモルトのキレがよい、ジャーマンスタイルピルスナーです。苦味の成分値は、国内ピルスナーの中で1番高いのですが、それを受け止めるボディー感の絶妙な塩梅がこの青ラベルの特徴です。
ワインで言うところのシャンパン(シャンパーニュ)と同じく、チェコのプルゼニで生まれたビール(ドイツ語表記でピルゼン)なので、ピルスナーといわれています。
チェコ共和国の西側、ボヘミア地方西部の都市プルゼニで生まれたピルスナーは、ビール史上最も新しいビアスタイルとされており、19世紀中ごろに生産が開始され、瞬く間に世界中に広まり、今では世界のビールの大半がこのビアスタイルとなっています。
1800年代当時、まだチェコスロバキア呼ばれた国で、ボヘミア地方ピルゼンのビールは品質が悪かったそうです。
そこで国王は、品質が高いことで有名な南ドイツ地方のビールを手本にするため、醸造技術者を招きます。
当時、ビールとはやや褐色のものが当たり前でしたが、プルゼニの水質がドイツや他のヨーロッパ各国の水と比べ、硬度の低い軟水であったことや、ドイツの先進で高度な技術を生かしたことで、出来上がったビールは、「黄金色に輝き」、「真っ白な泡立ち」が特長のそれまでの歴史では類をみない唯一無二の逸品として完成しました。
そのボヘミアンピルスナーが世界を席巻しだすと、醸造技術者を派遣したドイツへ逆輸入的に広まり、チェコ産と区別したジャーマンスタイルピルスナーとしてこちらも各国へ広がりました。比較すると確かに違うジャーマンピルスナーの特長とはボヘミアンと比べさらに淡いゴールドカラー、中にはシャンパンに近いものも。味、香りの比較はジャーマンではモルト感よりもホップの苦味がしっかりとしているものが多く、スパイシーさとホップの華やかさを感じるもあります。
それに対してボヘミアンは比較的モルトをしっかりと感じられます。またボディはジャーマンの方がやや軽めのものが多いようです。